【保存版】Lステップとは何か?料金と「できること」を現場目線で徹底解説
LINE を使った集客やフォローの話をしていると、必ずと言っていいほど出てくる名前がある。
それが 「Lステップ」 だ。
「Lステップとは何か、ざっくりしか分かっていない」
「料金はどれくらい? LINE公式アカウントと合わせると月いくら見ればいい?」
「結局、現場で“できること”って何が変わるの?」
こんなモヤモヤを抱えたまま、「そのうち調べよう」とブラウザを閉じていないだろうか。
この記事では、クライアントの LINE × Lステップ を回している立場から、
- Lステップとはどんな役割のツールなのか
- 料金プランの全体像と、LINE公式アカウントとの関係
- Lステップで実際に“できること”と、その使いどころ
- どんな業種に向いていて、どこまでお金をかけていいのか
- 導入直後 1〜3ヶ月で何から始めるべきか
までを、机上の空論ではなくリアルな「現場目線」でまとめていく。
Lステップとは何か?「LINEをマーケティングシステムにする拡張ツール」
まず、Lステップとは何か。一言でいえば、LINE公式アカウントを“マーケティングオートメーションツール”に変える拡張サービスだ。
普通の LINE公式アカウントだけでも、一斉配信や簡単なセグメント配信はできる。
ただ、それだけだと「メルマガを LINE に置き換えただけ」で止まりがちだ。
Lステップを入れると、ここに「記憶」と「自動化」が加わる。
誰がどのメッセージを開いたのか、どんなボタンを押したのか、どのフォームに答えたのか。
そういった行動履歴を一人ひとり記録し、その状態に合わせて自動でメッセージを出し分けてくれる。
つまり、Lステップとは、
- 細かいことを全部覚えてくれて、
- 24時間動き続けてくれて、
- 相手の状況に合わせて、話しかけ方を変えてくれる
“LINEの中の超優秀な事務・営業スタッフ” を雇うようなイメージだ。
Lステップとは「何を解決してくれる」ツールなのか
もう少し具体的に、どういう悩みを解決しやすいツールなのかを整理しておく。
たとえば、こんな現場の声をよく聞く。
- 電話やLINEで、同じ質問に何度も答え続けて1日が終わる
- 予約・キャンセル・リマインドを人力でやっていて、どうしてもミスが出る
- 「興味はあるけど今じゃない」という層を、放置したまま忘れてしまう
- どの経路から来たお客さんが売上につながっているのか、数字で見えていない
Lステップは、このあたりをまとめて「仕組み」で置き換えるためのツールだ。
人を増やすのではなく、
“同じ人数のまま、売上とお客さんとの関係性だけを増やす” 方向で攻めたい事業者に向いている。
Lステップの料金とは?4つの基本プランとLINE公式アカウントの関係
次に気になるのが料金だろう。

正直、Lステップの料金体型はわかりにくい。
俺は初めて触る時に悩んだからな。
ここは、「Lステップ単体」と「LINE公式アカウント」をセットで見るのがポイントだ。
LステップはLINE公式アカウントと同時に使う必要があるため、
- LINE公式アカウントの利用料
- Lステップの利用料
この両方がかかってくる。
Lステップの料金プランの全体像
執筆時点で、Lステップには大きく分けて以下のようなプランが用意されている。
- 初期費用:フリープランで初月無料
- 通常プラン:月額 5,000円前後〜32,780円(税込)までのレンジ
- その上に、10万通・30万通といった「大量送信プラン」が存在する
完全無料で使えるフリープランは最近公開された。
このフリープランは、月間配信数が少ない代わりに、スタートプランとほぼ同等の機能を試せる位置づけになっている。
主な通常プランは以下の3つだ。
- スタートプラン
- スタンダードプラン
- プロプラン
スタートは「月額5,000円・月5,000通まで」、スタンダードは「月21,780円前後・3万通まで」、プロは「月32,780円前後・5万通まで」が目安になっている。
ここだけ聞くと数字の羅列に見えるが、感覚としてはこうだ。
- スタートプラン
個人/小規模店舗や事業所が、「まず自動化を始めてみる」入口のプラン。 - スタンダードプラン
友だち数が増え、ステップ配信やセグメント配信をガチで回していきたいフェーズ向け。 - プロプラン・大量送信プラン
複数店舗や中〜大規模事業者、広告を強めに回している企業が対象。
最初から高いプランを選ぶ必要はまったくなくて、
「今の友だち数」と「毎月の配信量」から逆算して、足りなくなったら上げていく くらいの感覚でいい。
これはLステップの代理店の講義でも堤さんと高橋さんが言っていた。
仮に最初から「どこから登録されて、いつ、誰が、どのタイミングで」登録されたのか知りたければ、プロプランを使うと良い。
俺のクライアントは最初からプロプランを選ぶ。
LINE公式アカウントとの合算で考えるべき理由

注意しておきたいのは、Lステップの料金とは別に、LINE公式アカウントの料金も必ずかかるという点だ。
LINE公式アカウントには、たとえば以下のようなプランがある。
- 無料の「コミュニケーションプラン」(月200通まで)
- 月額5,500円の「ライトプラン」(月5,000通まで)
- 月額16,500円の「スタンダードプラン」(月3万通まで+超過分従量課金)
たとえば、
- Lステップ:スタートプラン(5,000円)
- LINE公式:ライトプラン(5,500円)
という組み合わせで運用するなら、毎月の固定費はざっくり 1万円ちょっと というイメージだ。
Lステップのプロプランに上げていくと、当然 LINE 側もスタンダード以上を検討することになる。
このとき、大量配信をするなら「LINEの追加メッセージ費用」も見ておく必要がある。
要するに、Lステップの料金とは、
Lステップ利用料
+ LINE公式アカウント利用料
+(必要なら)LINE追加メッセージ料
の“合計”で見るのが正しい。
Lステップで「できること」とは?よく使う機能を現場目線で解説
機能を一覧で並べると、どうしてもカタログみたいになってしまうので、
ここでは「現場で実際によく使う」「売上や業務効率に直結しやすい」機能に絞って説明する。
シナリオ配信
まず、Lステップの心臓部とも言えるのが、このシナリオ配信だ。
友だち追加された瞬間から、あらかじめ組んでおいた台本に沿って、
1通目、2通目、3通目…と、決めたタイミングで自動的にメッセージを届けてくれる。
たとえば就労支援B型なら、こんな流れが考えられる。
1通目で「事業所の雰囲気」と「利用できる人の条件」を伝える。
2通目で「よくある質問」をまとめて返す。
3通目で「利用者の声」や「スタッフの想い」を届ける。
4通目で「見学・相談の具体的な案内」を送る。
これを人力でやると、「誰に何を送ったか」を覚えておく必要がある。
Lステップなら、友だち追加の順番や時間に関係なく、全員に同じ“育て方”を自動で実行してくれる。
メルマガをやっていた人ならわかるだろうが、ステップメールと同じだ。
タグ管理とセグメント配信
Lステップのもうひとつの核心が「タグ」だ。
見学フォームを送った人、アンケートで「就職希望」と答えた人、既存利用者、休眠状態。
ステーキが好きな人、ハンバーグが好きな人、ラーメンが好きな人、ネイルに興味がある人、ヘッドスパに興味がある人、男性、女性など、事細かにタグ付けできる。
こうした情報をそれぞれタグとして持たせておくことで、あとから「見学希望者だけ」「既存客だけ」といった配信ができる。
現場でありがちなのが、「全員に同じ内容の一斉配信をして、ブロックされまくるパターン」だ。
タグ管理をきちんと使うと、”必要な人に“その人が“必要としている情報”だけを届ける配信 ができるので、ブロック率を抑えながら、反応率を上げやすくなる。
フォーム・アンケート・申込管理
Lステップには、LINEの中で完結するフォーム機能がある。
Googleフォームのような外部ツールを開かせず、
すべて LINE の画面のまま、
- 見学予約
- セミナー参加申し込み
- 問い合わせ内容のヒアリング
- 満足度アンケート
といった入力を受け付けられる。
回答内容はユーザーと紐づき、タグ付けやシナリオ分岐にも利用できる。
「アンケートで A にチェックした人には、Aパターンのシナリオを流す」といった分け方も、プログラム無しで組めるのが強みだ。
予約とリマインドの自動化
予約ビジネスと Lステップの相性は、かなりいい。
美容室、整体、エステ、パーソナルジム、クリニック、就労支援の見学など、
「日時 × 人」という要素が絡む業種はどこも、予約管理で疲弊しやすい。
Lステップを使うと、予約フォームから日程を選んでもらい、その後の
- 予約内容の自動返信
- 前日・当日のリマインド
- キャンセル・変更の受付
までを、自動のメッセージとフォームで回せるようになる。
人が電話に張り付いている時間を削れるうえに、
「リマインド漏れ」「聞き間違い」「メモの紛失」といったミスも減らせる。
リッチメニューの自動出し分け
Lステップを入れると、リッチメニューを「友だちの状態」によって出し分けることができる。
たとえば、新規の友だちには
- 事業所の紹介
- スタッフ紹介
- よくある質問
- 見学相談ボタン
のようなメニューを出しておき、
既存利用者には
- お知らせ
- 休みの連絡フォーム
- 担当へのメッセージ窓口
といった、日常利用向けのメニューに切り替えることができる。
同じ LINE アカウントなのに、相手の立場ごとに“入口”を変えられる わけだ。
どんな業種に向いているのか――「相性」を具体的にイメージする
カタログ的に「どんな業種でも使えます」と言うこともできるが、
個人的には、ちゃんと相性の良し悪しを考えて導入した方がいいと思っている。
相性がいいのは「ステップが多い」「リピートが重要」なビジネス
Lステップが特に威力を発揮しやすいのは、
問い合わせから成約までのステップが多い業種 と、
リピートや紹介で売上が積み上がる業種 だ。
就労継続支援B型の事業所なら、「興味を持つ → 見学 → 体験 → 利用開始」と、ステップが複数に分かれる。
この一つひとつを、人力でフォローし続けるのはなかなかの重労働だ。
美容室や整体なら、「1回きりのお客さん」をどれだけ「常連」に変えられるかが、売上の安定に直結する。
自動リマインドや、前回来店からの経過日数に合わせた案内ができると、リピート率が変わってくる。
飲食店なら、土日の混みやすい時間帯や、季節のメニューの案内を、「来てほしい層」にだけ流せると、余計なクーポン乱発を減らせる。
士業やコンサルなら、「今すぐ契約」ではなく、「何となく気になっている人」との関係を、コンテンツで育てておくことが重要になる。
Lステップのシナリオ配信は、ここにうまくハマる。
向いていないケースも、ちゃんと存在する
逆に、こういう状態でいきなり Lステップ にお金をかけるのは、少し危険だ。
商品やサービスのコンセプトが曖昧で、何を売りたいのか自分でも固まっていない場合。1件あたりの利益が非常に低く、友だち数も少なくて、どう考えても月額費用が回収できそうにない場合。
LINE公式アカウント自体がほぼ動いておらず、「友だちを増やす導線」も整っていない場合。

これはLステップ構築運用に長けているマーケリンクの堤さんも言いにくそうにはしていたが、Lステップは「新規獲得には向いていない」ということは覚えておいてくれ。
Lステップは、「元々のビジネスモデル」と「集客導線」があってこそ、それを増幅させるツールだ。
土台が弱い状態で、ツールだけ入れても、数字はそう簡単には動かない。
Lステップの料金は「人件費」と「1人あたりの粗利」で見る
実際に導入するかどうかを決めるとき、「月額いくらなら出していいのか」 という判断基準を持っておくと、迷わなくなる。
一番わかりやすいのは、
- 利用者・お客さん1人あたりの「月間粗利」を出す
- Lステップ+LINE公式の合計月額を出す
- 「何人分の売上が増えれば元が取れるか」を逆算する
という考え方だ。
たとえば、飲食店の焼き肉屋で、お客さん1人あたりの粗利が月3万円だとする。
Lステップ(スタート)と LINE公式(ライト)の合計費用が月1万円なら、「毎月1人でも Lステップ経由で増えれば黒字」だ。
美容室で客単価1万円、リピートや単価アップで月3人分売上が増えたら3万円。そこから Lステップと LINE の固定費を差し引いても、十分ペイする計算になる。
もう一つの見方として、「人件費との比較」も分かりやすい。
予約管理やリマインド、よくある質問への回答などを、スタッフに任せた場合。
時給1,200円で月20時間使うなら、それだけで 2万4,000円だ。
同じ業務の大部分が Lステップに置き換わり、月1万円台で済むのであれば、「スタッフを増やすよりツールを雇った方が安い」という判断になる。
これからLステップを導入するなら、最初の3ヶ月でやるべきこと
ここまで読んで「うちも導入を検討したい」となったとき、いきなり全部盛りで構築しようとすると、まず間違いなく途中で止まる。

ヴェルニスも悩んでいたものね?

その通りだ。まず、優秀なツールであるがゆえに、機能が多い。何か1つの機能を使おうとした時に、それ以前の設定をいくつもしなくてはいけない。だから、Lステップ構築/運用代行が必要とされるわけだ。
現実的な進め方は、シンプルだ。
まず、目的を一つに絞る。
予約を増やしたいのか、見学や体験会の参加者を増やしたいのか、既存客のリピートを増やしたいのか。
何を達成したいのかは様々あると思うが、最終的に集約されるのは売上だ。
顧客数×客単価×リピート率=売上
だと、ジェイ・エイブラハムは常に言っている。
つまり、一番「お金に近いゴール」をひとつ決める。
そのうえで、LINE公式アカウントのプロフィールやリッチメニューを整え、Lステップはフリープランかスタートプランから始める。
最初の1〜2ヶ月は、「4〜5通くらいの短いシナリオ」 だけでいい。
自己紹介、よくある質問、実績・お客さまの声、最後に行動の案内。これを最低限セットして、あとは実際の反応を見ながら修正していく。
タグも最初は、「見学フォーム完了」「既存利用者」「検討中」のような、最低限の分類だけにしておいた方が、運用で混乱しづらい。
慣れてきたら、スコアリングや細かいセグメント配信、A/Bテストを足していけばいい。
最初から“完成形”を目指すと、Lステップはだいたい挫折する。
小さく回して、動いたところに肉付けしていく方が、現場では確実にうまくいく。
まとめ:Lステップとは「24時間働くスタッフ」をLINEの中に増やすこと
改めて整理しておく。
Lステップとは、LINE公式アカウントを「自動で育てて、選んで、フォローしてくれるマーケティングマシン」に変える拡張ツールだ。
料金は、フリープランから始まり、通常プランは月額5,000円前後〜3万円台まで。
LINE公式アカウントの利用料と合わせて、「毎月の固定費としていくらまでなら許容できるか」を決める必要がある。
Lステップで、できることは、
ここまで機能が揃っている。LINE公式アカウントでもできる機能が含まれているが、Lステップでは、さらに機能強化されたものが利用できる。
例えば、リッチメニューを固定された枠ではなく、好きな形でメニューを組んだりできるわけだ。
これらの機能を簡単にまとめるなら、シナリオ配信、タグ管理、フォーム・予約、リッチメニューの出し分け、スコアリング、レポート分析。
これらを全部「人力でやるか?」「仕組みで回すか?」という選択の中で、Lステップは確実に後者を強くしてくれる。
向いているのは、ステップが多く、リピートや紹介で売上が積み上がるビジネス。
美容、飲食、ECサイト、福祉、士業、コンサル、工務店や整備工場などにも活かせる。現場のオペレーションが忙しい業種ほど、Lステップの自動化は効いてくる。
そして何より、Lステップは「魔法の箱」ではない。元のビジネスと導線が整っているほど、その良さを何倍にも増幅してくれる“増幅器”だ。
車で言うならアンプリファイアーだな。
月額の料金を「経費」と見るか、24時間働き続けてくれるスタッフへの「給料」と見るか。
ここをどう捉えるかで、Lステップの価値は大きく変わる。君が作りたいのが“仕組みで回るビジネス”なら、一度は真剣に向き合っていいツールだと、俺は思っている。

