整備士のかっこいいつなぎ|夏冬・つなぎ以外・ブランド選び方徹底解説

整備士といえばつなぎ。
そう思っている方も多いはず。
実際の現場では上下セパレートやポロシャツ+パンツなど、動きやすく安全な作業着スタイルも存在する。
さらに「かっこいい」だけでなく、車両を傷つけない安全性、夏冬の快適性、耐久性など、選び方のポイントは多岐にわたる。
本記事では、トヨタ・コンテナ修理・ランボルギーニなど様々な現場で働いた16年の整備士経験をもとに、つなぎの種類、人気ブランド、季節別の違い、購入方法、メンテナンス方法まで徹底解説している。
楽天やAmazonで購入可能なおすすめモデルも紹介し、現場目線のリアルな選び方がわかる内容となっている。
自社のブランドともなるつなぎをかっこよくしたいと思うあなたに、最適な一着を見つけてもらえたら嬉しく思う。
整備士のつなぎは「かっこよさ」だけで選んではいけない

いきなり鼻を折るようなことを言ってすまない。
整備士歴16年、転職回数の多さから、俺は13着もの異なるつなぎや作業着を着てきた。
トヨタ、コンテナ修理、民間整備工場、ランボルギーニ──現場が変われば、求められる服装も変わる。だからこそ言える。
「かっこいい」という基準だけでつなぎを選んでは、必ず後悔する。
例えば、トヨタ時代は高性能で通気性と伸縮性に優れたつなぎを支給された。
動きやすく、汗をかいてもムレにくい。腰の部分には蛇腹(シャーリング)があり、しゃがんでも生地がつっぱらない。
だが、コンテナ修理の現場では上下セパレートが主流。
理由は、つなぎよりも通気性が良く、現場での作業内容に合わせて上だけ、下だけと着替えられる利便性があったからだ。
一方、民間整備工場時代は1着1000円の格安つなぎ。
通気性は皆無、夏場は蒸し風呂のようで、汗で肌に貼り付き動きも制限される。
さらに安物特有の弱点として、胸ポケットのマジックテープがすぐに劣化し、スマホを何度も落とした。結局、追加でマジックテープを縫い足す羽目になった。
この経験から、俺は「車両を傷つけない安全性」と「作業効率の高さ」ならびに「怪我を防止する」基準につなぎ服選びの最優先事項にしている。
ボタンや金属ファスナーは車の塗装に傷をつけやすい。お客様の車を傷つけることは避けなければならない。
だからマジックテープ仕様が望ましいが、安物は粘着力が弱い。
もっと言うと、マジックテープ仕様は探すのが大変だ。
現場での修理や改造が必要になる場合もある。
ランボルギーニ時代はポロシャツ+機能重視のゴワついたミリタリーのような制服スタイルだった。高級車を扱うため見た目の清潔感が求められ、つなぎではなく上下別の作業着が選ばれていた。
作業効率はつなぎに劣るが、接客やブランドイメージを重視する場面では、この方が正解だ。
つまり、「整備士=つなぎ」という常識は現場によって通用しない。
職場環境、作業内容、ブランドイメージ、安全性、通気性──これらを総合的に考慮して、自分に合った作業着を選ぶ必要がある。
次章では、つなぎの形状や種類別の特徴、そしてつなぎ以外の選択肢について詳しく解説していく。
つなぎ以外の選択肢(上下セパレート・ポロシャツ+パンツ)
「整備士といえばつなぎ」。多くの人がそう思っているだろう。
しかし、実際の現場ではつなぎ以外の作業着も数多く採用されている。
俺は転職回数の多さと、衣替えやデザイン変更などで、計13着の異なった作業着を着てきた、
トヨタ時代は高性能なつなぎ、コンテナ修理時代は上下セパレート、ランボルギーニ時代はポロシャツ+パンツと、さまざまなスタイルを経験した。
上下セパレート作業着
上下に分かれたセパレートタイプは、動きやすさと着替えやすさがメリットだ。
特にコンテナ修理時代は、夏場に上だけ着替えて作業できるため重宝した。通気性が高く、体温調節もしやすい。
一方でデメリットは「ボタンとファスナー」。ボディーに触れると車両に触れて傷の原因になる。
トヨタ時代の上司からは「客の車にもたれるな」と徹底的に指導された記憶がある。
セパレートタイプはコンテナ修理をしているときは良かった。
天井を溶接するような場面では、上からスパッタと呼ばれる小さく溶けた鉄が降ってくる。いつの間にか二の腕部分が燃え広がっていたときは、すぐに上着を脱ぎ捨てることができた。
上着だけ夏場は乾かすということも可能だったし、雨の中でも関係ない仕事だったため、上着だけ脱いで、寅壱のカッパを着ていたもんだ。
ポロシャツ+パンツスタイル
ランボルギーニ時代は、高級車を扱うディーラーらしく、見た目の清潔感や高級感を最優先。
支給されたのは黒のポロシャツとミリタリー風のパンツだった。これは「整備士というよりスタッフ」に近い印象で、展示車の横に立っても違和感がない。
気になるなら、イタリアのランボルギーニのホームページを見てもらえればわかる。
このスタイルはお客様対応には強いが、整備効率という意味ではつなぎに劣る。
しゃがんだ時にパンツが見えたり、ベルトが腹に食い込む。
俺はポケットには絶対に工具もウエスもいれるなと、トヨタ名古屋自動車大学校時代に教わってきたが、ポケットに工具を入れて持ち歩く人には、機能的に持ち歩きにくい。
見た目を重視するか、効率を取るかで選ぶ現場のスタイルだ。
つなぎ以外を選ぶべき人
- 接客やブランドイメージを重視するディーラー系
- 現場作業よりも軽整備・点検が中心の職場
- 夏場の通気性を重視する作業内容
整備士=「つなぎ以外はありえない」と思っている人もいるかもしれない。
俺も最初はそうだった。ランボルギーニに入るまでは、整備士なのにTシャツとかでやっている会社を「怪我するぞ」という目で見ていた。
だが、俺がこれまでに13着を経験してきた結論は、現場環境や仕事のスタイルに合わせて作業着は変わるということだ。
インナーで快適性を高める方法
どんなに高性能なつなぎを着ても、インナーが合っていなければ快適性は半減する。
俺はトヨタ・コンテナ修理・民間整備工場・ランボルギーニと現場を渡り歩き、13着以上の作業着を経験してきた。その中で痛感したのは、「インナーの工夫こそが作業効率を左右する」という事実だ。
夏は吸汗速乾シャツが必須
真夏に安物の綿Tシャツを着て作業した時、汗でべったり張り付き、体を動かすたびにストレスになった。逆に、吸汗速乾タイプのスポーツインナーを着た日は、汗がすぐ乾き、つなぎの中もサラサラ。体力の消耗度合いがまるで違った。
つなぎを下ろせばすぐに乾く。
特につなぎでおすすめは、脇や背中にメッシュ加工のあるタイプ。
とはいえ、夏場に限っては「つなぎよりインナーの性能で快適さが決まる」と言ってもいい。
これらに加えて、俺は赤城工業のアイスパックベストを身に着けていた。

赤城工業のアイスパックベストはこちら(現在は15色ある)
工場内温度60℃の環境で2時間ほど、冷却が持続する。
50分くらい身につけていると、アイスパックに触れている体の部分は温度が均一になり、冷却効果を感じられなくなるが、実際に体を触ってみるとキンキンに冷えているから安心してくれ。
俺が購入したときは3色だったんだがな。。。

ちなみに、俺が気に入らなかった点が1つある。中央のバンド(ストラップ)は別売りなんだが、地味に金を取るところがセコいと思った。

ストラップがないと、寝板で車の下に潜ってトラックのクラッチ交換とかする時に、ベストがズレて気持ち悪いんだ。
ストラップが必要なら、リンクを貼っておく。
冬は防寒インナーで動きやすさを確保
冬場、つい厚着したくなるが、もこもこの服を着込むと作業の精度が落ちる。俺は基本的に「つなぎの中に着るつなぎ」を着て作業していた。
が、厚着をしてミシュランマンのようになった腕は、エンジンルームの狭いところにアクセスするときに腕が入らないことが多々ある。
つっぱって腕が上げれないとか、体を動かしているうちに暑くなってくると脱ぐのに一苦労する。
脱いでしまうと、また寒くなってしまった時に着るのも大変だ。
そこで切り替えたのが、電熱のインナーベスト+冬用つなぎという組み合わせ。
これなら暖かさを確保しつつ、肩から腕にかけてフリーなため動きは制限されない。ユニクロのヒートテックやワークマンの防寒インナーは、コスト的にも優秀だ。
とはいえ、ブランド価格になっている部分もあるため、俺はアマゾンでこいつ購入して使っていた。
6段階調整可能バッテリー9V40000mAhのおすすめベスト
正直、下半身や腕回りは温めなくても、ボディーが暖かければ、全身温かい。
こいつを買うまでは、貼るカイロを背中、腰、胸に貼っていたが、コスパが悪すぎるため、嫁に相談して、買ったんだが正解だった。
インナー選びのポイント
- 夏は速乾・メッシュ(体温を下げる)
- 冬は薄手の防寒素材(動きを制限しない)
- 綿100%は避ける(汗を吸ったまま乾かず重くなる)
- ピタッとしたタイプを選ぶ(つなぎの中でごわつかない)
- 文明の利器を使う(電熱やアイスパック)
つなぎ+インナーで一つの装備
俺が体験してきた13着の作業着の中で、最も快適だったのは「高性能つなぎ+適切なインナー」の組み合わせだった。
逆にインナーを軽視すると、どんなに高級なつなぎも台無しになる。
つなぎは“鎧”、インナーは“肌着”ではなく“性能を補強する装備”だと考えて選ぶことが、快適に働く整備士の必須条件だ。
整備士のつなぎに関する12の疑問に答える

Q:整備士のつなぎは、どのメーカーが人気か?
整備工場でよく見かけるのは、アイズフロンティア・TS DESIGN・バートル・自動車メーカー純正の支給品だ。
トヨタ時代はメーカー純正の高機能つなぎを着ていたが、通気性・伸縮性・デザイン性のバランスが良く、快適に作業できた。
一方で、コンテナ修理では上下セパレートを採用していたため、ワークマンなどの防火作業を着ていた。
最近は「かっこよさ」重視で選ぶ人も多く、細身シルエットでスタイリッシュなブランドが人気だ。
だが、耐久性やマジックテープの質を軽視すると、俺のように胸ポケットからスマホを何度も落とすことになる。かっこよさと実用性のバランスを必ず考えるべきだ。
Q:整備士のつなぎは、夏用と冬用で何が違うの?
夏用は薄手+メッシュ加工で通気性を重視。脇や背中にベンチレーションがあると、汗がこもりにくい。逆に冬用は裏起毛や中綿入りで保温性を確保している。
俺は真夏に格安の分厚いつなぎを着て倒れそうになった経験がある。
しゃがんで作業をしている時に立ち上がった瞬間にめまいがした経験が君にもあるはずだ。
逆に冬は暖かさ重視で着込むと動きが制限され、整備の精度に影響が出る。「動きやすさを残しつつ快適さを確保できる素材」を選ぶのが鉄則。
Q:作業着としての整備士のつなぎのメリットはなんなの?
最大のメリットは服の裾が出ない=安全という点。上下がつながっているから、車両の下にもぐりこんでもシャツがめくれることがない。また、ポケットの位置が考えられており、工具やペンライトをすぐに出せる。
ただし、「膝二重」仕様は注意だ。
俺は専門学校時代から「整備士は膝をつくな」と叩き込まれてきた。理由は、お客様の車を汚すから。膝二重は便利そうに見えても、膝をつく癖をつけるのは本来NGだ。
Q:整備士のつなぎは、どこで購入するのが得なの?
現場で多いのは、ワークマン・楽天市場・Amazonだ。ワークマンはコスパが良いが、デザイン性に欠ける。一方、楽天やAmazonはブランド品の取り扱いが豊富で、セール時に安く手に入る。
俺は自分の車整備することも多々あるため、見た目も重視し楽天でブランド物を購入したことがある。
ディッキーズのつなぎなんかはよく見かけるだろう。
会社支給がない現場なら、通販サイトで口コミを比較して買うのが一番確実だ。
もちろん、俺の話を参考にしてもらってもいい。
Q:つなぎの選び方にポイントはあるの?
- ボタンよりマジックテープ仕様を選ぶ(車を傷つけないため)
- 腰部分に蛇腹(シャーリング)があるもの(しゃがみ作業に必須)
- 脇・背中にメッシュや通気口があるもの(夏場に快適)
- 安すぎる製品は避ける(ポケットからスマホ落下のリスク)
俺は格安つなぎでスマホを数回落とした経験から、マジックテープの強度は必ずチェックするようにしている。
さらに加えるなら、夏場のエンジンが停止した直後に腕をつっこむ場合、つなぎの袖をマジックテープで押さえ、腕の露出を隠すのだが、マジックテープがしょぼいと、すぐにめくれてしまい、エキマニやエンジンで火傷をしてしまう。
夏場は地獄だ。
Q:整備士のつなぎのサイズ選びはどうすればいいの?
ジャストサイズよりワンサイズ上をおすすめする。理由は、工具を持ち歩いたり、インナーを着込む季節があるからだ。小さめを買うと、肩や腰の動きが制限されてしまう。
洗濯をすると基本的にワンサイズ縮むからな。それを考慮するとワンサイズアップまたはツーサイズアップがいい。

メーカーによってサイズが違うから一発目はツーサイズアップが俺の鉄則だ。
俺はトヨタ時代、身体にピッタリのつなぎを着ていて「しゃがみにくい」と苦労した経験がある。夏場にしゃがんだ時に膝につなぎがひっかかり、おしりが破れた時は、笑い話になったが・・・
そこから学んだのは、動作の余裕を残すサイズ感の重要性だ。
Q:整備士のつなぎに刺繍や名入れが可能なのはどこ?
会社のユニフォームとして支給される場合、多くは専門業者やワークウェア取扱店で刺繍や名入れを依頼できる。楽天やAmazonの一部ショップでも「名入れオプション」があるため、個人購入でも対応可能だ。
俺自身も、ランボルギーニ時代はブランドロゴ入りのポロシャツを着ていたが、胸元の刺繍があるだけで印象が大きく変わった。特にお客様と接する職場では、ネームやロゴの刺繍は信頼感につながる。
Q:整備士のつなぎを洗濯する際の注意点は?
つなぎはオイル・グリス汚れが強烈に残る。普通の洗剤では落ちにくいので、作業着専用洗剤や浸け置き洗いが効果的だ。また、ファスナーやマジックテープを閉じて洗わないと、他の洗濯物を傷つける原因になる。
トヨタ時代はクリーニングが週2回あったため、自宅で洗う必要はなかった。
それ以降の会社はクリーニングも無ければ、洗剤代も出ないため、自宅で洗うしかない。
ディーゼル車の燃料系を整備している時に、何度か軽油を直に浴びてしまったことがあるが、洗濯機が臭くなるほど、軽油はきつい。
絶対に私生活の衣類とは洗わなかったし、洗濯機ではなく、手洗いしていた。
今日はキレイだなという時にしか洗濯機は使わない。1日中ナビやドラレコを付けていたという日に限っては洗濯機を使う。
俺は民間整備工場時代、安物つなぎを毎日のように洗った結果、マジックテープが一瞬で死んだ経験がある。耐久性を保つには、洗濯ネットを使う・陰干しを徹底することが大切だ。
Q:整備士のつなぎが半袖の場合の利点は何?
半袖つなぎの最大のメリットは夏場の快適さ。風通しが良く、熱中症リスクを下げられる。ただし、腕がむき出し=ケガや火傷のリスクが増えるのも事実だ。
俺は半袖のつなぎはアウトオブ眼中だったが、他人を見ていると涼しそうだと思っていた。
だが、やはり鉄板で軽く火傷を負ったりするのを見ていると、安全重視の俺は選択肢から外れていた。だから俺は、半袖を選ぶならアームカバー必須だと考えている。
Q:整備士のつなぎは冬の暖かさをどう確保しているか?
冬用つなぎには、裏起毛・防風素材・中綿入りなどがある。だが整備作業は細かい動きが多いので、着込みすぎると作業効率が落ちる。
トヨタ時代は純正の冬用つなぎが支給され、厚手でありながら、動きやす脇や腰に蛇腹がほどこされていた。
一方、安物の冬用つなぎはただ分厚いだけで動きにくい。俺は経験から、「暖かいインナー(電熱入り)+軽量のつなぎ」が最も現実的な防寒スタイルだと思っている。
Q:整備士のつなぎの耐久性は?
耐久性は価格と比例する部分が大きい。安いつなぎはマジックテープや縫製がすぐにダメになる。逆に有名メーカーやディーラー純正は、何度洗濯しても型崩れしにくいし、生地が薄くならない。
俺がトヨタで着ていたつなぎは、3年着続けても膝や腰のステッチがほとんどほつれなかった。
一方で、民間整備工場の格安つなぎは半年でボロボロ。コスパだけでなく長期的な耐久性を考えると、やはりブランド品に軍配が上がる。
Q:そもそも整備士ってなんでつなぎを着るの?
一番の理由は安全性と作業効率。上下が一体になっていることで、裾やベルトが車両に引っかからない。また、油汚れが服の中に侵入しにくい。
俺が専門学校で言われたのは、「つなぎは作業着であり、鎧のようなもの」。実際、作業後につなぎを脱げば、普段着はほとんど汚れていない。整備士がつなぎを着るのは、車を守り、自分の体を守るためなのだ。
現場目線で選ぶ「本当にかっこいい整備士のつなぎ」ランキング
ネットでよく見かけるランキングは「見た目重視」「価格重視」に偏っていることが多い。
だが、俺はトヨタ・コンテナ修理・民間整備工場・ランボルギーニと、13種類以上のつなぎや作業着を着てきた経験から言える。
かっこよさと機能性、安全性を兼ね備えてこそ“本当に使えるつなぎ”だ。ここでは、実際に現場で評価の高いブランドをランキング形式で紹介しよう。
第1位 アイズフロンティア(I’Z FRONTIER)

デニムだがストレッチなのが、かゆいところに手が届くポイントだ。
近場の輸入車販売店で、高級車の横に立っても違和感がなかったのはこのブランド。
- 特徴:細身シルエット・デザイン性が抜群。ストレッチ素材で動きやすく、若い整備士から圧倒的人気。
- 強み:現場で着ても“作業着に見えない”スタイリッシュさ。女性からの印象も良い。
- 注意点:耐久性は普通。激しい作業現場より、輸入車を扱う余裕のある作業向け。
👉 楽天・Amazonでモデル数が多く、レビュー評価も安定。
第2位 バートル(BURTLE)
- 特徴:コスパ最強。デザインと耐久性のバランスが良く、ワークマンより一段階上。
- 強み:夏用空調服タイプや、防寒シリーズも豊富。安定した品質。
- 注意点:細部の仕上げは高級ブランドに劣る。
👉 楽天・Amazonで購入可能、特に「空調服シリーズ」は夏需要が強い。
第3位 TS DESIGN
- 特徴:機能性重視。通気性・伸縮性・防寒など、シリーズ展開が幅広い。
- 強み:暑さ・寒さ対策がしっかりされており、長時間の作業に強い。
- 注意点:デザイン性はやや地味。
👉 楽天・Amazonでも根強い人気、作業服系ECで上位常連。
第4位 ワークマン(WORKMAN)

民間整備工場時代に支給された格安つなぎはこれに近い。1シーズン持てば良いと割り切れるならアリ
- 特徴:圧倒的低価格。誰でも買いやすい。
- 強み:消耗品と割り切るなら最強。
- 注意点:耐久性・デザイン性は限定的。追加でマジックテープ縫い直し必須の場合あり。
👉 店舗でも買えるが、楽天・Amazonならまとめ買いが可能。
第5位 ディーラー純正モデル

そもそも、売っていることがヤバいことなんだが、自宅整備で着るならディーラーつなぎはおすすめだ。メルカリやヤフオクで調べれば出てくるが、本来返却するものがから、自己責任で購入着用してくれ。
機能面では最強だが、リスクが高いことからランキングで言えば下だ。
- 特徴:トヨタ・日産・ホンダなど各社のロゴ入り純正。
- 強み:機能性・耐久性ともに最高クラス。車両を傷つけにくい設計。
- 注意点:基本的に支給品。個人での購入は難しいが、オークションや中古市場で出回ることもある。
- VELNISの一言:「トヨタ時代の純正つなぎは、13着の中で最も完成度が高かった。だが入手ルートが限られるのが難点」
冬用おすすめ番外編|グレイスエンジニアーズ(GRACE ENGINEER’S)が“最近気になる”理由
13着の作業着を渡り歩いてきた俺(VELNIS)が、ここ最近「現場でも映えるかっこいいつなぎ」として注目しているのがグレイスエンジニアーズだ。
第一印象は“作業着っぽさを抑えた清潔感”
納車・引き取りなどお客様前に立つシーンでの相性が良い。
細身めのシルエット×ストレッチ生地のモデルが多く、動きやすさと見た目のバランスが取りやすいのが魅力だ。
ヴェルニスの推しポイント
- 見た目の洗練:細身シルエットや色味が“野暮ったさ”を消してくれる
- ストレッチ感:しゃがむ・ひねる動作での突っ張り軽減
- 通気配慮のモデル:背面ベンチやメッシュ使いの型もあり、夏向けにも組みやすい
- 刺繍・名入れとの相性:胸元のロゴやネームで統一ユニフォームにしやすい
注意すべき点(車両保護と耐久)
- 金属パーツ露出:モデルによっては金属ファスナー/リベットがアクセントに。塗装傷対策として、前立てで金具が隠れる型や面ファスナー仕様を選ぶのが安全。
- 面ファスナーの質:安価帯は面ファスが弱いことがある。購入直後に粘着力チェック→不安なら補強縫いを。
- 膝二重:膝をつかない文化の現場(俺のトヨタ時代など)では不要。“膝をつかない”前提の現場運用を。
こんな現場に向く/向かない
- 向く:民間整備工場での接客対応シーン、点検・軽作業、納車引取・見積もり同行
- 控える:溶接・火花・重整備で生地に高負荷が掛かる作業、金具露出が避けられない型での狭所作業
夏・冬の使い分け
- 夏:背中・脇がメッシュ/ベンチの型+吸汗速乾インナー(綿100%は避ける)
- 冬:薄手の防寒インナー+軽量つなぎ。重ね着で動きが鈍るより、インナー強化が現実的
冬タイプで、グレイスエンジニアーズではなかったが、ネックにモフモフがいるだけで、かなり暖かかった記憶がある。
冬用ならこれを着るといい。
夏用で安全性を重視するなら、長袖を検討。
夏用で半袖が好みの場合は下のリンクから
サイズ選び
- ジャストより“0.5〜1サイズ上”が安全。インナー増減の余地、肩・腰の可動域確保が目的。試着不可なら胸囲・裄丈・股下の実寸表を確認。
比較の視点(他ブランドとの住み分け)
- I’Z FRONTIER:より“ファッション寄り”で映える→ショールーム映え重視ならアイズフロンティア、車両保護優先なら“金具隠し”できるグレイスエンジニアーズの型
- BURTLE:コスパ×守備範囲が広い→現場汎用性を重視
- TS DESIGN:機能直球→暑寒対策や長時間作業の快適性に強み
- GRACE ENGINEER’S:見た目の洗練+十分な実用性を狙う“中庸”枠としてバランス良し
ランキングはあくまで参考、現場に合わせた選択を
かっこいい整備士のつなぎを選ぶ時、ブランドランキングは指標のひとつに過ぎない。実際には現場環境・仕事内容・会社の方針によって最適解は変わる。
俺は13種類以上の作業着を経験したからこそ、「見た目と機能性の両立」こそが選ぶべき基準だと断言できる。
見た目と機能性を両立するつなぎ選び
「整備士=つなぎ」というイメージは強い。しかし、俺が16年間で13着の異なる作業着を着てきた経験から断言できるのは、かっこよさだけで選ぶと必ず後悔するということだ。
記事内で紹介したように、トヨタ時代の高性能つなぎ、コンテナ修理時代の上下セパレート、ランボルギーニ時代のポロシャツ+パンツなど、現場によって最適な作業着は違った。
そこに共通していたのは、安全性・作業効率・快適性を満たしたものこそ、最終的に「かっこよく見える」という事実だ。
また、マジックテープの強度、腰の蛇腹の有無、夏冬のインナー選びなど、細部の工夫が日々のストレスを大きく左右する。
安さを追求して失敗した経験もあるからこそ、俺は今「見た目と機能性を両立した一着」こそが最高だと考えている。
これからつなぎを選ぶあなたへ
- まずは現場環境を考える(接客重視か、作業重視か)
- 次に安全性を優先する(金属ファスナーやボタンは車両を傷つける)
- 最後にデザインやブランドを選ぶ(やる気やモチベーションに直結する)
この順番で選べば、楽天やAmazonで見つける「かっこいいつなぎ」も失敗しない。
行動のすすめ
本記事で紹介した人気ブランド(アイズフロンティア、バートル、TS DESIGN、ワークマンなど)は、すべて楽天やAmazonで購入可能だ。レビューを比較しながら、自分の現場に合った一着を手に入れてほしい。
見た目と機能性を両立したつなぎこそ、整備士の誇りを表すユニフォームになるのだから。
トイレ(緊急時)に合わせたつなぎ
うんこ用のつなぎ選別方法
トイレの方法、トイレ時の対処とか