整備士の履歴書の書き方と例文|志望動機・自己PR・資格まで網羅
履歴書は、会社に拾ってもらうための紙ではない。
俺にとっては、これからの人生をどこで、誰と、どんな規律で生きるかを選び取るための武器だ。整備士として16年、トヨタの量産車からランボルギーニの特別な個体まで触れ、溶接と鈑金でコンテナ修理にも携わり、個人事業主として8年、ブログやコピーで最⼤1日660万円を売った。
今も就労支援B型で9:00–18:00、本業後は23:00–3:00に吉野家、3:20–4:45は新聞配達というトリプルワークだ。だからこそ知っている。会社に選ばれるのは嬉しい、だが会社の要求が俺の基準に合わなければ、微笑んで断る勇気が必要だ。
その姿勢はブラックに屈しない耐性となり、結果として健全な現場を引き寄せる。
この記事では、整備士としての履歴書の書き方から志望動機、自己PR、書類選考で有利になる資格まで徹底的に解説する。
- 履歴書は会社を選ぶためのフィルター
 - 整備士の履歴書の基本と第一印象の重要性
 - 整備士の履歴書の書き方を徹底解説
 - 基本欄(日付・氏名・住所)を整える意味
 - 学歴・職歴欄をどう活かすか
 - やめた理由が職場の人間関係の場合
 - 志望動機はお願いではなく条件を示す
 - 志望動機がない場合の対処法
 - それでも志望動機が思い浮かばないときの作り方
 - タイプ別・志望動機例文(コピペ可)
 - こちらが選ぶ姿勢を伝える志望動機の書き方
 - 自己PRで「能力+信念」を伝える
 - 履歴書に活かせる整備士の資格とスキル
 - 履歴書に活かせる整備士の資格とスキル
 - ひと言でまとめると
 - よくあるNG履歴書と改善方法
 - 履歴書提出前のチェックリスト
 - 履歴書提出の仕上げとマナー
 - 履歴書をWindows 11で書く場合のフォント変更
 - 履歴書のフォントは何がいいか?
 - 履歴書を入れる封筒の宛名はどうする?
 - 面接後のお礼メール例文
 - まとめ
 
履歴書は会社を選ぶためのフィルター
採用担当の顔色をうかがう文章は、一見お行儀よく見えるが、いざ現場に立てば自分の首を絞める。俺は16年で何度か、サービス残業が息をするように行われ、工具より声の大きさが評価される現場を見た。
そこで学んだのは、履歴書で妥協した人間は、その後のすべてで妥協を飲まされるという残酷な事実だ。だから履歴書は、会社に媚びる紙ではなく、自分の基準を相手に開示するフィルターであるべきだ。
安全最優先、法令遵守、適正工数、虚偽をしない。たったこれだけの原則を、言葉ではなく成果と姿勢で示す。
迎合ではなく合意。お願いではなく条件。主導権は、譲らなければ自然にこちらへ戻ってくる。
実際、俺は面接の時に主導権を握らせたことはない。
「俺はこういう人間だ。合わないなら採用しなければいい」と思って書いている。


ヴェルニス、普通は『採用していただきたい』って書くでしょう?

書かない。
俺は『互いに条件が噛み合うなら、最高の結果を出そう』という意味を込めて書く。
選ばれる喜びは歓迎するが、選ぶ権利も捨てない。
この姿勢は決して攻撃的ではない。むしろ双方にとって誠実だ。合わない相手に愛想笑いを続けることほど、双方の時間を浪費するものはない。
俺の履歴書はいつも、静かに線を引く。「ここから先は、嘘をつかない人間とだけ進む」。その一文が、ブラックをはじく簡易検査の役割を果たす。
整備士の履歴書の基本と第一印象の重要性
第一印象は、内容に入る前に決まる。汚れた作業着で納車に行けば、どれだけ腕が良くても信用は落ちる。履歴書も同じだ。読みにくければ入口で落とされる。
俺はいつも、余白と行間で呼吸を作り、文章は短く切り、数字を散らす。
台数、一次解決率、再入庫率、工数の短縮。整備士の履歴書で見られるのは技能だけじゃない。安定性や協働性も問われる。
短期離職が多くても、そこで何を学び、なぜ次へ移ったのかを論理で語れれば、むしろ判断力として評価される。
トヨタでは動きの導線をPDCAで叩き込まれ、町工場では輸入車から装甲車、特殊車両まで触り総合力を鍛えた。コンテナ修理では鉄の強度と歪みを知り、ランボルギーニでは徹底した品位と、最高レベルの扱いを身体に覚えさせられた。
俺は事実だけを置き、推理の余白は読む側に渡す。履歴書は自分史ではない。
限られたスペースで、面接の入口を開くための設計図だ。だから写真の清潔感、文字の濃淡、日付の統一、連絡先の信頼感まで、すべてが評価対象になる。
細部の乱れは、現場の乱れと直結する。逆に細部が美しい履歴書は、現場も美しいと想像される。これが第一印象の力だ。
今では手書きの履歴書は減った。
だからこそ読みやすさ、色のバランス、文章の見やすさを意識する必要がある。
整備士の履歴書の書き方を徹底解説
履歴書は、見た目から書き方まで、すべてが「段取り」を映す。
現場で段取りが悪ければ、どれだけ腕が立っても仕上がりは乱れる。履歴書も同じだ。
たとえば表記。西暦と和暦を混ぜれば、ただの数字でも「詰めが甘い」と読まれる。数字は半角で統一し、全角は読みやすさのために使う。これだけで視線の流れが整う。
行間や余白も同じだ。余白が詰まりすぎる履歴書は、焦りがにじみ出る。逆に余白をきちんと残すと、読み手は呼吸できる。そこに「落ち着いて準備した人間だ」という印象が加わる。
俺は必ず、名前・住所・連絡先・日付を最初に確認する。
手書きのときは一度ペンを置いて読み返す。
ここで誤字が出る人間は、現場でもトルクレンチの目盛りを見誤る。実際、重整備でボルトを適当に戻す人間は、こういう基本も雑だ。
書式の正確さはセンスではない。姿勢そのものだ。
履歴書に整いがあるかどうかで、現場での段取りまで判断される。
履歴書に学歴・職歴を書くときに見るべきポイント

学歴と職歴は、ただ並べるだけでは意味がない。
採用担当が知りたいのは「肩書き」ではなく 何を担当し、どう改善したか だ。
俺は各職場ごとに、一段落で役割と成果をまとめるようにしている。
診断一次解決率、再入庫率、平均工数、納期遵守率――数字は定義が多少違っても、改善の方向は伝わる。
特殊な経歴も同じだ。
たとえば俺が経験したコンテナ修理。外観を直すだけでは不十分で、荷重がかかった瞬間に歪めば意味がない。
だから常に「負荷をかけた後まで持つか」を考えて修理していた。この視点は履歴書にも応用できる。
見た目を飾る言葉よりも、面接で突っ込まれても崩れない事実を書く。
個人事業であれば、集客から納品・請求までを一人で回した事実。ブログとコピーライティングで一日660万円を売った実績。これらも数字と工程で示せば、整備の段取りと同じ「工程を回す力」として伝わる。
履歴書には「工程全体を見渡せる」「説明責任を果たせる」「顧客心理を理解して対応できる」といった、現場で再現できる言葉を置く。派手な形容はいらない。事実が一番強い。

こういうの、職務経歴書に書いた方がいいんじゃない?

もちろん職務経歴書に書いてもいい。
だが経歴の出し方を誤ると、相手をひるませることもある。俺は履歴書でジャブを打ち、職務経歴書でトドメを刺す。
強く出すほど、時に『オーバースペックだ』と見られることもあるがな。
西暦⇄和暦 早見表(1960–2025)
※境界年の注意:1989年は1/1–1/7=昭和64、1/8以降=平成元。2019年は1/1–4/30=平成31、5/1以降=令和元。
簡易換算:昭和=西暦−1925/平成=西暦−1988/令和=西暦−2018
1960–1979
| 西暦 | 和暦 | 西暦 | 和暦 | 
|---|---|---|---|
| 1960 | 昭和35 | 1970 | 昭和45 | 
| 1961 | 昭和36 | 1971 | 昭和46 | 
| 1962 | 昭和37 | 1972 | 昭和47 | 
| 1963 | 昭和38 | 1973 | 昭和48 | 
| 1964 | 昭和39 | 1974 | 昭和49 | 
| 1965 | 昭和40 | 1975 | 昭和50 | 
| 1966 | 昭和41 | 1976 | 昭和51 | 
| 1967 | 昭和42 | 1977 | 昭和52 | 
| 1968 | 昭和43 | 1978 | 昭和53 | 
| 1969 | 昭和44 | 1979 | 昭和54 | 
1980–1999
| 西暦 | 和暦 | 西暦 | 和暦 | 
|---|---|---|---|
| 1980 | 昭和55 | 1990 | 平成2 | 
| 1981 | 昭和56 | 1991 | 平成3 | 
| 1982 | 昭和57 | 1992 | 平成4 | 
| 1983 | 昭和58 | 1993 | 平成5 | 
| 1984 | 昭和59 | 1994 | 平成6 | 
| 1985 | 昭和60 | 1995 | 平成7 | 
| 1986 | 昭和61 | 1996 | 平成8 | 
| 1987 | 昭和62 | 1997 | 平成9 | 
| 1988 | 昭和63 | 1998 | 平成10 | 
| 1989 | 平成元(※) | 1999 | 平成11 | 
2000–2025
| 西暦 | 和暦 | 西暦 | 和暦 | 
|---|---|---|---|
| 2000 | 平成12 | 2013 | 平成25 | 
| 2001 | 平成13 | 2014 | 平成26 | 
| 2002 | 平成14 | 2015 | 平成27 | 
| 2003 | 平成15 | 2016 | 平成28 | 
| 2004 | 平成16 | 2017 | 平成29 | 
| 2005 | 平成17 | 2018 | 平成30 | 
| 2006 | 平成18 | 2019 | 令和元(※) | 
| 2007 | 平成19 | 2020 | 令和2 | 
| 2008 | 平成20 | 2021 | 令和3 | 
| 2009 | 平成21 | 2022 | 令和4 | 
| 2010 | 平成22 | 2023 | 令和5 | 
| 2011 | 平成23 | 2024 | 令和6 | 
| 2012 | 平成24 | 2025 | 令和7 | 
特殊な経歴をプラス評価につなげるコツ

異業種経験や副業は、伝え方を誤れば「寄り道」と見られる。
だが実際には、その寄り道から戻ってこられる人間の方が強い。国交省の調査でも、一度整備士を辞めたら二度と戻らない人が多いと出ている。
だからこそ「戻ってきて結果を出している」という事実は評価につながる。
大事なのは「何を経験し、どう活かせるか」を一言で示すことだ。
俺の場合、コンテナ修理では強度と再現性を徹底的に叩き込まれた。鈑金や溶接の甘さは、積載荷重をかけた瞬間に現れる。履歴書には「寸法精度への意識」として短く書いた。
数字で表せなくてもいい。顧客の戻り方、クレーム対応の速さ、そうした事実を添えるだけで説得力が増す。
個人事業では、集客から請求までを一人で回した。そこで得たのは説明力、合意形成、クレーム予防の感覚。整備とは別に見えて、現場でもそのまま役立つ。
副業も同じだ。
俺は夜間の飲食や新聞配達を続けてきたが、そこで得たのは「疲労時でも手順を飛ばさない」訓練だった。履歴書には「手順遵守力」と置き換えて書いた。直接関係ないように見えても、整備の本質に結びつけられる。

本業への影響も懸念されることはあるが、23年間継続し続けているという事実は体力の証明と、本業でも一切の妥協がないことを示せる。
特殊な経歴を盛り込むときは、ただ並べるのではなく「整備にどう転用できるか」を短く示す。これだけで寄り道は強みに変わる。
基本欄(日付・氏名・住所)を整える意味
履歴書の基本欄は、最初の挨拶と同じだ。
ここが乱れていると「この人は仕事も雑なのでは」と疑われる。
日付がバラバラ、住所の丁目が抜けている、電話番号のハイフンが揃っていない――そんな小さな乱れが、現場では「締め忘れ」や「確認漏れ」と重なって見える。
逆に、基本欄が整っていれば「この人は準備から丁寧だ」と想像される。
第一印象はそこで決まる。
俺は日付の表記をすべての書類で統一し、住所は郵便番号からきっちり通す。
名前は略字を避け、本来の漢字を使う。細かいと思うかもしれない。だが、整備は細部で決まる仕事だ。
人は細部を通して全体を判断する。だから履歴書の最初の欄で“整っている自分”を差し出すことは、整備士としての信頼につながる。
学歴・職歴欄をどう活かすか
履歴書の学歴・職歴は、基本的に時系列で正しく並べるだけでいい。
ただし「空白期間」や「短期離職」がある場合は、一言補足を添えると安心感につながる。
短期離職の例
- 「2021年4月 〇〇自動車 入社」
 - 「2022年1月 同社退職(契約期間満了のため)」
 
短期でも理由を明記しておけば、面接で深掘りされにくい。
異業種経験の例
- 「2019年4月 物流会社勤務(フォークリフト整備を担当)」
 - 「2021年3月 退職(自動車整備職へ転職するため)」
 
異業種でも「整備につながる部分」を書いておくと評価される。
ブランク(空白期間)の例
- 「2020年3月 〇〇工場退職」
 - 「2020年4月〜2021年3月 家族の介護のため就業せず」
 
ブランクは隠すより、理由を短く正直に書いた方が信頼につながる。
また、職歴の最後に「得た経験」を一行で添えると印象が強くなる。
例文1(ディーラー経験)
「トヨタ系ディーラーにて、診断精度と効率的な作業を学ぶ」
例文2(町工場経験)
「町工場で輸入車や特殊車両を含む幅広い整備経験を積む」
例文3(特殊経歴)
「コンテナ修理で溶接・鈑金の強度管理を経験」
例文4(副業経験)
「新聞配達・飲食勤務を通じ、疲労時でも手順を守る習慣を培う」
履歴書は詳細を書く場ではない。だが、この一行を置くだけで「詳しく聞いてみたい」と採用担当に思わせる。面接への導線を作るのが、学歴・職歴欄を活かすコツだ。
やめた理由が職場の人間関係の場合
一般的には「一身上の都合で退職」と書いても問題はないが、ブランクがあったりすると、詳しく聞かれることがあるかもしれない。
そのため、少しだけ追加するならば以下を参考に書いてみるといい。
方針
悪口は書かない。自分の基準と今後の再発防止で語る。
OK例(面接・書類共通)
- 「安全基準や手順の守り方に温度差があり、自分の基準(安全最優先)と合わなかったため、価値観の合う環境を選びました。」
 - 「情報共有が不足し、品質トラブルが発生しやすい環境でした。私は標準化と見える化を重視しており、それを実行できる場を選びました。」
 
NG
- 人名・会社名の批判/感情的表現(パワハラ等は医療証拠や事実関係提示がない限り避ける)。
 
俺の場合は事実を述べる
俺はランボルギーニで殴られた。
初めて受けたパワハラだが、この後の転職活動の際、最も興味を持った会社では、転職サイトdodaの担当者が「マイナスイメージになるので言わないように」と言ってきた。
俺はそんなことはないと思ったし、仮にパワハラを実際に受けていたことを隠して、入社した場合、またパワハラにあってしまっては意味がない。
一応、プロの言う通り、書類でも面接の時もパワハラについては隠したが、事実を隠すと、その後の会話や履歴書との整合性がなくなってしまう。
この経験があったからこそ、その後はdodaには頼らずに、自分の信じた方法、つまりパワハラで殴られ、人格否定をされていたことを真正面から話すことで、すべての会社でOKをもらった。
ようは、こちらが、「同じような環境なら御社には入りたくないですよ」と伝えるのがベストだ。
ここで書くと長くなってしまうため、もっと詳しく知りたい場合は、俺がブラック企業から抜け出し、転職活動において20社を超える転職サイト、エージェントを使い異業種にたどりついたストーリーを書いた記事がある。
そちらを見てくれ。
志望動機はお願いではなく条件を示す
志望動機で「お願いします」と書くこと自体は間違いではない。だが、俺は自分の人生を懇願で進めたくはない。志望動機はお願い状ではなく、対等な提案書だ。
こちらの強みを明確に示し、それが応募先の現場と噛み合うかを確認する。合えば成果を約束するし、その代わり成果を出すための前提条件も静かに提示する。これは要求ではなく、仕事の仕方をすり合わせる設計図だ。
たとえば、直近6か月で電子制御診断120件、一次解決率92%という事実があるなら、それを必要とする現場を選ぶべきだ。町工場なら多車種対応、高級車ディーラーなら細部まで仕上げる作業姿勢が強みになる。自分の力を短い文で置く。「俺はここで最大値を出せる。だからこの環境を整えてほしい」。それが選ぶ側としての志望動機だ。

ヴェルニス、強く聞こえるけれど、角は立たないの?

立たない。誠実な現場は、誠実な言葉を歓迎する。前提を合わせないまま走る方が、よほど不誠実だ。
志望動機がない場合の対処法

志望動機を「合致条件+貢献計画」で書く
志望動機が無い場合は、以下のフレームを参考に書くといい。
俺も単純に、「ここ面白そうだな」という理由だけで行きたいこともある。だが、相手企業からすれば、それだけで入社してもすぐに辞めてしまうことがあるかもしれないと思うだろう。
だから、以下のフレームを元に、一文テンプレを改変して使ってくれ。
書き方フレーム(WHY × FIT × VALUE × EVIDENCE × PLAN)
- WHY(なぜここか):募集要項・工場の特徴・扱い車種に共感
 - FIT(自分はどうハマるか):経験や資格が要件に合う根拠
 - VALUE(提供価値):現場で発揮する具体スキル
 - EVIDENCE(証拠):数字や事例
 - PLAN(90日計画):着任後すぐにやること
 
一文テンプレ
御社の【要件・特徴】に惹かれました。私は【経験・資格】を軸に、【提供価値】で貢献できます。前職では【数値実績】を出しました。入社後90日で【初手の施策】に着手します。
伝わる言い換え(フレーズ差し替え)
- 「安全をごまかさない」
→ 「法定基準を満たす整備を徹底し、未充足なら出庫を見合わせる」 - 「分からないことは調べて正しく伝える」
→ 「不明点は整備要領書・メーカー資料で即確認し、根拠を示して説明する」 - 「手順を飛ばさない」
→ 「標準手順を時短せず、検査項目は必ず記録まで完了する」 
それでも志望動機が思い浮かばないときの作り方
募集要項からキーワードを拾う
例:「車検ライン」「即戦力」「EV診断」「回転率」「顧客説明」
→ この語に自分の経験を1対1で対応させる。
自分の実績を数字で置く
- 再入庫率 1.8% → 1.2%
 - 入庫〜納車の標準時間 15分短縮
 - 初期診断の的中率 +18% など
 
90日プランを添える
- 0–30日:既存手順の観察・不良戻りの原因分類
 - 31–60日:チェックリスト統一/検査員シフトの平準化
 - 61–90日:説明ツール整備(写真+見積根拠テンプレ)
 
タイプ別・志望動機例文(コピペ可)

ディーラー(新車・保証整備)
御社の保証整備の品質指標と教育体制に惹かれました。二級整備士として法定点検の標準化を進め、再入庫率**1.8%→1.2%**を実現。検査員取得済みのため、保証判断〜ライン運用まで一貫対応が可能です。入社後90日で保証案件の判定基準を共有化し、一次合格率+5ptを狙います。
車検特化工場(回転率重視)
車検ラインの停止時間最小化という考えに共感しました。前職で段取り表を刷新し、1台あたり15分短縮を達成。検査員として不適合の再検対応を即時化し、当日完了率を高めました。着任後はタスク分担と部品事前ピッキングを徹底し、1日処理台数+2台を目標にします。
民間工場(多車種・多様作業)
多車種・多案件を一手に扱う御社の現場に惹かれました。二級整備士に加え、危険物乙四/フォークリフトも保有。溶接補修や不動車の安全移動まで対応範囲を広げられます。初期90日で入庫分類と優先順位のルール化を行い、待ち時間の分散とクレーム率の低下に貢献します。
診断特化・輸入車(難易度高め)
複雑な電装・HV/EV診断のノウハウに魅力を感じました。国家一級整備士として、サービスデータ解析と波形診断の経験があります。前職では複合不具合の特定時間を**平均−25%**短縮。入社後は診断手順を可視化して共有し、診断の属人化解消を進めます。
小規模工場(顧客説明が鍵)
「説明で選ばれる工場」を目指す姿勢に共感しました。見積根拠を写真で示し、**提案受注率+18%**を経験。整備要領の根拠を明示し、納得感の高い説明でリピートを作ります。90日でBefore/Afterテンプレを整備し、単価と再来率の両立に寄与します。
NG→OK リライト例
- NG:「御社で勉強したいです。よろしくお願いします。」
 - OK:「車検ラインの停止時間削減に取り組む方針に共感しています。検査員として再検対応の即時化で当日完了率を高めた経験があります。入社後は段取りの標準化で処理台数+2台/日を目指します。」
 - NG:「人間関係が良さそうなので応募しました。」
 - OK:「情報共有を重視する文化に惹かれました。前職ではチェックリスト運用でクレーム**▲35%**。根拠を示す説明で納得感を高め、リピート率向上に貢献します。」
 
仕上げのチェックリスト
- 「なぜこの会社か」が1文で明確か
 - 自分の経験が募集要件に対応しているか
 - 数字の証拠が1つ以上入っているか
 - 90日プランが具体か(名詞+動詞+効果)
 - フレーズは**「法定基準を満たす整備を徹底」**等の伝わる言い回しか
 
こちらが選ぶ姿勢を伝える志望動機の書き方

志望動機は三段でまとめると分かりやすい。
- 自分の強みを一文で示す
例:「電子制御診断の一次解決率92%を維持してきました。」 - 応募先の特徴と、自分の強みがどう活きるかを書く
例:「貴社はハイブリッド車の比率が高く、診断の精度が求められると理解しています。俺の経験はこの環境で最大限に活かせます。」 - 成果を約束し、そのために必要な条件を添える
例:「再入庫率を1%下げ、納期遵守率を上げることに取り組みます。そのために、適正な作業時間と診断方法を共有する時間を確保して頂けますと幸いです。」 
これは要求ではない。
互いにどう働くかを合わせる「すり合わせ」だ。
もしこれを「お願い」と受け取る会社なら、最初から合わない。こちらにとっても救いだし、相手にとっても救いになる。
志望動機で大切なのは、勢いではなく温度管理だ。熱意はあるが、押しつけない。そういう文章が、長く信頼して働ける関係につながる。
この文の骨格は、どの応募先にも応用できる。数字は事実で、合意は未来だ。事実で信頼を得て、未来で合意する。礼儀を欠かず、主導権は渡さない。
履歴書 志望動機 例文(整備士転職向け)
例文1(ディーラー向け)
「16年間、トヨタ系を中心に診断と整備を担当してきました。直近6か月では電子制御診断120件に取り組み、一次解決率は92%です。診断案件の多い貴社の環境でこの強みを活かせると考えています。再入庫率を1%下げ、納期遵守率を向上させることに取り組みます。そのために、適正な作業時間と、診断方法を仲間と共有する時間を前提とさせてください。」
例文2(町工場向け)
「町工場で多車種・多症状を扱い、短時間で原因を切り分ける経験を積んできました。どんな入庫でも一次解決率を維持できる対応力を強みとしています。多車種対応力で現場の効率化に貢献します。そのために、診断機や整備データを共有する仕組みを整えていただけると助かります。」
例文3(高級車ディーラー向け)
「ランボルギーニを含む高級車整備に携わり、細部まで仕上げる作業を徹底してきました。たとえばブレーキキャリパーの内部や、サスペンションコイルの奥まで清掃し、分解・組付けの際も工具痕を残さないことを徹底しました。こうした姿勢がお客様の信頼につながると考えています。貴社においても同じように取り組みます。そのために、適正な工数管理と二重チェック体制を前提とさせてください。」
応募先別のまとめ
- ディーラー:保証やリコールのスピードと正確性を提示
 - 町工場:多車種・多症状への幅広い対応力を提示
 - 高級車ディーラー:細部まで仕上げる姿勢と痕跡を残さない整備を提示
 
どれも声高に叫ぶ必要はない。静かな文で、数字や事実を置く。それだけで密度は伝わる。
自己PRで「能力+信念」を伝える
自己PRで大事なのは、特別なエピソードではなく「普段の仕事で何を大切にしているか」だ。整備士の現場で求められるのは、再現性と誠実さ。つまり「毎回同じように安全に仕上げること」だ。
たとえば、
- 点検で小さな異常を見逃さない観察力
 - 作業の手順を守り、時間がなくても飛ばさない段取り力
 - お客様に分かりやすく説明する力
 
こうした日常の姿勢が、結果的に大きな信頼につながる。自己PRには、派手なエピソードよりも「自分の働く基準」を置くと伝わりやすい。
技術だけでなく「働く基準」を示す
自己PRでは「どんな基準で仕事をしているか」をはっきり書くと、採用担当に安心感を与えられる。
例:
- 「安全に関わることは絶対にごまかさない」
 - 「分からないことは調べ、正しく伝える」
 
この2つだけでも十分だ。
嘘や誤魔化しは現場の事故につながる。だから「分からないことは正直に言う」姿勢が、逆に評価される。自己PRは自分を飾る場ではなく、「判断基準」を伝える場所だと考えればいい。
整備士向け 自己PR例文
例文1(ディーラー志望)
「整備士として10年以上勤務し、点検や修理で不具合を早期に発見する力を磨いてきました。保証修理やリコール対応では、お客様に分かりやすく説明することを心がけ、再来店の減少に貢献しました。安全に妥協せず、分からないことは必ず確認する。この姿勢を今後も貫きます。」
例文2(町工場志望)
「多くの車種を扱う工場で勤務し、国産車から輸入車まで幅広く経験しました。特に原因が複雑なトラブルでも、手順を守って一つずつ確認することで解決してきました。お客様に納得してもらえるよう、作業内容を丁寧に説明することを大切にしています。」
例文3(未経験や若手向け)
「これまでのアルバイト経験では、体力仕事でも最後まで手を抜かず、任された作業を確実にやり遂げてきました。整備士としても、安全を最優先に、分からないことはそのままにせず学び続ける姿勢で取り組みます。」
履歴書に活かせる整備士の資格とスキル

資格は「持っていること」よりも「現場でどう役立つか」を伝えることが大切だ。
たとえば、二級自動車整備士があれば日常の整備は十分こなせる。そこに自動車検査員が加われば、車検ラインを動かせる人材として評価が一段上がる。検査員がいる工場は、売上や回転率に直結するからだ。
一方で、国家一級自動車整備士は診断に強い。ハイブリッドやEV、複雑な電装系トラブルなど「難しい案件」が多い現場で真価を発揮する。
ただし「一級があればどこでも最強」というわけではない。あくまで活きる環境が決まっている。
要するに、検査員は「工場を止めない人材」、一級は「診断の難所を突破する人材」。どちらが上という話ではなく、役割が違うだけだ。
履歴書に資格を書くときは「資格名+現場での使い道」をセットにすると効果的だ。
- 自動車検査員:車検ラインの運用、不適合判定の精度向上
 - 国家一級自動車整備士:診断精度の向上、再入庫率の低減
 - 危険物取扱者(乙四):燃料や溶剤の安全管理、法令遵守
 - フォークリフト運転技能講習:不動車の移動、重量物の安全な段取り
 - ガス溶接・アーク溶接:補修強度の確保、部品加工の対応幅拡大
 
さらに、副業や異業種経験もスキルとして活かせる。
たとえば「玉掛け」や「フォークリフト」で段取りに強みを出す、あるいは「接客経験」や「ブログ執筆経験」で説明力を示す。
資格は肩書きではなく「現場での可動域を増やす証明」だ。履歴書では、その可動域を採用担当に想像させることが重要になる。
履歴書に活かせる整備士の資格とスキル
資格は「持っていること」よりも「現場でどう役立つか」を伝えることが大切だ。
たとえば、二級自動車整備士があれば日常の整備は十分こなせる。そこに自動車検査員が加われば、車検ラインを動かせる人材として評価が一段上がる。検査員がいる工場は、売上や回転率に直結するからだ。
一方で、国家一級自動車整備士は診断に強い。ハイブリッドやEV、複雑な電装系トラブルなど「難しい案件」が多い現場で真価を発揮する。ただし「一級があればどこでも最強」というわけではない。あくまで活きる環境が決まっている。
要するに、検査員は「工場を止めない人材」、一級は「診断の難所を突破する人材」。どちらが上という話ではなく、役割が違うだけだ。
履歴書に資格を書くときは「資格名+現場での使い道」をセットにすると効果的だ。
- 自動車検査員:車検ラインの運用、不適合判定の精度向上
 - 国家一級自動車整備士:診断精度の向上、再入庫率の低減
 - 危険物取扱者(乙四):燃料や溶剤の安全管理、法令遵守
 - フォークリフト運転技能講習:不動車の移動、重量物の安全な段取り
 - ガス溶接・アーク溶接:補修強度の確保、部品加工の対応幅拡大
 
さらに、副業や異業種経験もスキルとして活かせる。
たとえば「玉掛け」や「フォークリフト」で段取りに強みを出す、あるいは「接客経験」や「ブログ執筆経験」で説明力を示す。
資格は肩書きではなく「現場での可動域を増やす証明」だ。履歴書では、その可動域を採用担当に想像させることが重要になる。
以下は代表的な資格と、その活かし方だ。
自動車検査員(最も重宝されると感じる)
現場での武器になる理由
車検ラインを滞りなく回し、不適合は法規で止め、適合なら確実に通す。検査員が一人いるだけで工場全体のテンポが改善する。
履歴書での書き方
「自動車検査員/ライン運用・適否判定・是正指示を担当。日次30台規模の車検を運用し、再検率の低下に貢献」
注意点/補足
判定の一貫性が命。厳しすぎても甘すぎてもダメ。基準に忠実で淡々とこなす姿勢が信用につながる。
国家一級自動車整備士(根本的に診断に強い)
現場での武器になる理由
複雑な電子制御の診断やEV・ハイブリッドのトラブルに対応できる。診断比重の高い現場で効果を発揮する。
履歴書での書き方
「国家一級自動車整備士/電子制御診断を主軸に従事。直近6か月の診断120件で一次解決率92%」
注意点/補足
一級を持っていればどこでも最強というわけではない。診断量が多い現場かどうかを志望動機で明示するのが大切。
ガス溶接・アーク溶接技能講習 修了
現場での武器になる理由
補修や治具製作、構造部の補強など、町工場での幅を広げられる。
履歴書での書き方
「ガス溶接技能講習 修了/軽補修や治具製作に活用。歪みを考慮した工程設計を実施」
「アーク溶接特別教育 修了/補強・ブラケット製作を担当。強度と再現性を意識して作業」
注意点/補足
“溶接できる”だけでは弱い。強度や歪み、後加工まで一連で考えられることが重要。
研削といしの取替え特別教育
現場での武器になる理由
切断・面出し・仕上げ作業を安全かつ効率的に行える。事故防止にも直結する。
履歴書での書き方
「研削といし特別教育 修了/切断・面出し作業を安全に実施。砥石管理と交換基準を標準化」
注意点/補足
回転体は誤魔化せない。回転数や保護具を守れない現場は他の基準も守れない。
自動車タイヤ空気充てん特別教育(必須)
現場での武器になる理由
大型車や高圧充てん作業を安全に行える。事故防止の基本。
履歴書での書き方
「自動車タイヤ空気充てん特別教育 修了/安全柵・延長ホースを用いたリモート充てんを徹底」
注意点/補足
人が近くでバルブを握るのは危険。保護ケージや規定圧の管理を徹底する。
危険物取扱者(乙種第4類)
現場での武器になる理由
燃料や溶剤を法令に沿って管理できる。安全性と信頼性に直結する。
履歴書での書き方
「危険物取扱者 乙種第4類/燃料の保管・移送を担当。SDS周知と安全訓練を実施」
注意点/補足
資格を持っているだけでは意味がない。実際に訓練や管理をどう行ったかを書けると強い。
フォークリフト運転技能講習 修了
現場での武器になる理由
不動車の移動や重量物の段取りで即戦力になる。
履歴書での書き方
「フォークリフト運転技能講習 修了/不動車移動・重量物搬送に活用。吊り具と合図者を含む安全手順を徹底」
注意点/補足
エンジン降ろしを爪で直接行うのは厳禁。チェーンブロックやクレーンと組み合わせる意識が必要。
損害保険募集人(一般:自動車)
現場での武器になる理由
事故入庫から修理・保険手続きをスムーズにつなげられる。顧客説明の精度も上がる。
履歴書での書き方
「損害保険募集人(一般:自動車)/事故入庫の案内と修理・代車手配・保険手続きを一体化」
注意点/補足
売るためではなく「混乱を減らすため」に活かすと印象が良い。
普通自動車第一種免許(MT)・中型免許
現場での武器になる理由
MT車の試運転やクラッチ診断に対応できる。中型免許なら積載車や商用車の移動も可能。
履歴書での書き方
「普通一種(MT)/試運転・変速系診断に対応」
「中型一種/積載車による引取・納車を担当」
注意点/補足
移動作業も品質の一部。固縛や安全確認を徹底する。
自動車エアコン冷媒回収・充填講習 修了
現場での武器になる理由
新冷媒R-1234yfなど、正しい回収・充填で故障や事故を防げる。
履歴書での書き方
「自動車エアコン冷媒回収・充填講習 修了/真空引き・規定量充填・廃冷媒処理を実施」
注意点/補足
勘で充填しない。秤で量り、漏洩検査まで徹底することが評価される。
ひと言でまとめると
検査員は工場の流れを止めず、一級は診断の山を越える力になる。溶接や研削は補修の幅を広げ、空気充てんや危険物は安全を守る。フォークリフトや免許は段取りをスムーズにし、保険や冷媒資格は顧客対応を支える。
履歴書では「資格名+現場での使い方」を一筆で示すこと。資格は肩書きではなく、現場で動ける可動域を広げる証明になる。
よくあるNG履歴書と改善方法
履歴書でよくあるNGは「抽象的すぎる自己PR」や「嘘を混ぜた経歴」だ。
読めばやさしく聞こえるが、中身が薄くなりがちだ。
NG例1:抽象的すぎる自己PR
「理念に共感しました」「成長したいです」「頑張ります」
これでは何をできる人間なのか伝わらない。
改善例
「1か月で60台の点検を担当し、再入庫率を5%下げました」
→ 数字を使って「事実」を示すと説得力が出る。
NG例2:長すぎる自己PR
長文で美談ばかり書くと、忙しい採用担当には読まれない。
改善方法
段落を三つに分けてまとめる。
- 核となる強みを一文で言う
 - 具体例を一段落で示す
 - 応募先でどう成果につなげるかを書く
 
これで読みやすさと密度が両立する。
NG例3:短すぎる自己PR
一行だけで終わる自己PRは「責任から逃げている」と見られやすい。
改善例
「電子制御診断を担当し、直近6か月で120件の一次解決率92%を維持しました。
この経験を活かし、貴社でも再入庫率を下げることに貢献します。」
数字+未来の成果を入れることで短くても厚みが出る。
NG例4:職歴の空白を隠す
空白を隠そうとすると、面接で必ず突っ込まれる。嘘は割れたときに自分も傷つく。
改善例
「2022年4月〜2023年3月:家族の介護のため就業せず」
シンプルに事実を置くだけで誠実さが伝わる。
NG例5:志望動機がお願い調
「採用してください。頑張ります。」
これは交渉の入り口で立ち位置を失う。
改善例
「整備経験16年で培った診断力を活かし、再入庫率を1%下げます。
そのために適正な作業時間の確保をお願いします。」
お願いではなく、成果と条件を並べて「合意の設計図」にする。
履歴書を強くする方法は単純だ。
事実を置き、未来に合意を置く。
この二つだけで、履歴書は静かに力を持つ。
履歴書提出前のチェックリスト
提出直前、人は弱くなる。
「この一文を柔らかくすれば通るかもしれない」と考えるのは自然だ。だがそこで基準を曲げると、入社後に二重の苦しみが待っている。
俺が最後に自分に問うのは、この四つだ。
これらはわがままではない。品質を守る前提条件だ。
ここで妥協した一文は、現場で百回の妥協を生む。だから俺は履歴書の末尾に、一文を添える。
「安全最優先・法令遵守・適正工数・正当評価を前提に、全力で貢献します」
強く見えるなら、それでいい。
強い約束は、弱い約束よりずっと優しい。守れない約束ほど人を傷つけるものはないからだ。

妥協しないことが、相手に対しても誠実だというわけね

そうだ。断る勇気は、相手の時間を守る勇気でもある
履歴書提出の仕上げとマナー
心は譲らない。だが形式は丁寧に整える。これは“マナー”ではなく、仕事の作法だ。
提出前に整えるべきポイント
- フォントと余白:読みやすい書体を使い、行間を詰めすぎない
 - 日付:書類や送付状すべてで統一する
 - ファイル名(PDF提出の場合):
20250914_氏名_履歴書.pdfのように日付と名前を入れる - 送付状:3行程度で要点をまとめ、宛先と署名を揃える
 - 封筒:清潔なものを使い、折り目は真っ直ぐに
 
手書きかPCかの選び方
- 手書き:覚悟や人柄を宿せる。ただし乱筆なら逆効果。
 - PC作成:読みやすく論理的。ただし無機質になりがち。
 
履歴書をWindows 11で書く場合のフォント変更
Word(推奨)
- 既定テンプレを開く → 左上の[ホーム] タブ> フォントを選択。
 - 日本語本文:10.5〜11pt、見出し:13〜14pt。
 - [書式] > 既定に設定で全体に適用。
 - [ファイル] > エクスポート > PDF(フォント埋め込みON:[オプション] > ISO 19005(PDF/A) 推奨)。
 

Googleドキュメント
- ファイル > ダウンロード > PDF。フォントは置き換わることがあるので、メイリオ/游ゴシックなど一般的なものを使用。
 
フォントの入れ替え(Windows)
- 追加フォントは設定 > 個人用設定 > フォントへドラッグ&ドロップでインストール。
 
履歴書のフォントは何がいいか?
使い分け
- 本文(可読性):游明朝、MS明朝、ヒラギノ明朝(印刷に強い)
 - 見出し(視認性):メイリオ、游ゴシック、ヒラギノ角ゴ
 - 避けたい:装飾フォント/丸文字/可読性の低い細字
 
例(俺の好み)
- 見出し:メイリオ 14pt
 - 本文:游明朝 10.5pt
 - 氏名欄:游ゴシック 16pt 太字(読み間違い防止)
 
履歴書を入れる封筒の宛名はどうする?
封筒の基本
- 角2(A4)白無地、黒インク。
 - 表に**「履歴書在中」**(赤枠スタンプ可)。
 - 裏に差出人(住所・氏名・連絡先)。
 
宛名の書き分け
- 部署まで:「〇〇株式会社 人事部 御中」
 - 個人名まで判明:「〇〇株式会社 人事部 △△様」(この場合「御中」は使わない)
 
記入例(縦書き)
〒123-4567
東京都〇〇区〇〇1-2-3
〇〇株式会社 人事部 御中
(左下)履歴書在中
どちらを選んでも大切なのは「丁寧さ」だ。
丁寧さは最も安価で、最も強力な信頼の作り方だからだ。
提出後の動き
- 24時間以内に受領確認とお礼を入れる
→ 媚びではなく「最終工程の締め直し」。 
面接後のお礼メール例文
送付タイミング
当日〜24時間以内。件名は簡潔、本文は短く・具体的に。
例文(コピペ可)
件名: 本日の面接のお礼(氏名)
本文:
株式会社〇〇
採用ご担当者様
本日、面接のお時間をいただきありがとうございました。
特に、〇〇工場の検査ライン運用と品質指標(一次合格率○○%)のお話が勉強になりました。
私の経験(法定点検の標準化で再入庫率1.8%→1.2%)は、貴社の品質改善に活かせると考えております。
引き続き選考の機会を頂けますと幸いです。
――――
氏名/電話/メール
NG
長文の再自己PR、条件交渉、誤字。
まとめ
俺たちは“選ばれる側”である前に、“選ぶ側”だ。
履歴書はお願い状ではない。条件提示の提案書であり、ブラックを弾くフィルターであり、現場で再現できる力の証明だ。
- 国家一級整備士は診断の山で輝き、
 - 自動車検査員は工場の血流を守る。
 - 二級整備士で日常作業が回るという現実もある。
 
志望動機は「合意の設計図」として置く。
自己PRは「再現性の宣言」として書く。
学歴・職歴は「因果の地図」として示す。
俺は16年の現場でそれを学び、23年の新聞配達で耐え、8年の個人事業で言葉の力を鍛えた。
合うなら進め。
合わなければ笑って断れ。
主導権を握り返した人間だけが、誇れるキャリアに辿り着く。
俺がどのような経験をしてきたかはここに書いてある。
【実在】ブラック企業から異業種転職わずか1ヶ月で部長に!
